時代をひらく書体をつくる。 書体設計士・橋本和夫に聞く 活字・写植・デジタルフ…

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時代をひらく書体をつくる。 書体設計士・橋本和夫に聞く 活字・写植・デジタルフォントデザインの舞台裏
雪 朱里
定価: ¥ 2970

活字~写植~デジタルフォントと三世代にわたり続く日本の書体の歴史のなかには、その存在の重要さに関わらず、あまり知られていないデザイナーがいる。その筆頭が、金属活字・写植・デジタルフォントの三世代で書体デザイン・制作・監修を経験し、特に写研で大きな功績を残した橋本和夫さんだ。日本の書体史の主軸となる部分を築いてきた人である。本書では、橋本さんのロングインタビューを通して、これまであまり語られてこなかった、だが間違いなく現在のルーツとなる書体デザインの舞台裏を浮かび上がらせ、日本の書体の知られざる流れを紐解いていく。


…。組版や紙質がぴったりのところに使うと、シャープでモダンな印象となり、とてもよかったのですが、人気書体だからとよくばって「こっちにも使ってやろう」とよく考えずに使うと、せっかくの書体をうまく活かせないことになる。…。本当にその媒体に適しているのか見極めるということ、それがやはりいちばんむずかしいところですね。

原字制作では、鉛筆のスケッチをむずかしく感じるひとと、そうは感じないひとがいるという。
「鉛筆のスケッチをむずかしいと感じるひとは、その段階で完璧な下描きをして、そのとおりになぞってアウトラインをとろうと考えているひとです。一方で、スケッチをそこまでむずかしいと感じないひとは、鉛筆ではある程度のところ……、概念を描いておいて、修整しながらアウトラインを描いていくひとです。おそらく、後者のほうが多いのではないかと思います」

「描く」行為ができるということは、その時点ですでに、頭のなかに文字のかたちがあるということなんです。……
文章も同じですよね。文章は、まず頭のなかで構成したものを、パソコンや手書きで文章として定着させているわけです。

「メインデザイナーが基準の12文字をデザインする段階では、感覚なんです。しかしデザイン方針が定まったあとは、横線と縦線は何ミリ幅など、客観的な判断ができるように数値化して、効率的に原字制作を進められるようにする。……。感覚的にデザインした書体をいかに生産性というラインにのせられるか、その規格をつくるのが、監修者とメインデザイナーのひとつの仕事でした」
〈本文より〉

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カテゴリー:本・雑誌・漫画>>>本>>>アート・デザイン・音楽
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